「共に生きる力」を紡ぐ——セントポールズ?フィールド(新座キャンパス)
写真で見る立教いま?むかし
2023/08/01
トピックス
OVERVIEW
2014年7月、新座キャンパスでセントポールズ?フィールドの利用が開始された。
施設の構内配置図(1999年当時)。手前にフィールドがある。奥にあるプレイグラウンドはアメリカンフットボール、サッカーなどに利用されていた
400mトラック×6コースに人工芝のフィールドを備えた全天候型の第4種公認陸上競技場で、主に大学?立教新座中高の授業や課外活動に利用されている。それまであった無名の「フィールド」は立教高校の新座移転に伴い1960年に整備されたものであるため、およそ半世紀ぶりにそれを一新したことになる。最初のフィールドが完成した当時、校長の縣康 は次のように述べた。「学校は校舎や運動場などの施設が整っていなければ、いい教育はできません。しかし設備があればそれを誇る事ができるかと言うと、決してそうではありません。中に盛られた学生の心意気は何を措 いてもまず第一に大切な事です」。
いま立教が掲げる理念に照らしてみれば、この「心意気」は「共に生きる力」を考えることとみなせるだろう。フィールドを舞台とした実践は、立場の異なる者同士がより良い成果を求めて織りなす協働のプロセスとして経験され、ひいては現代社会の目指す「多様性の中の調和」(unity in diversity)意識ともつながりうると言える。
こう思い巡らせば、フィールドは競技記録を生みだす支えとなるだけでなく、未来を紡ぐための糸を強靭 ならしめる場でもある、そのように言えまいか。
いま立教が掲げる理念に照らしてみれば、この「心意気」は「共に生きる力」を考えることとみなせるだろう。フィールドを舞台とした実践は、立場の異なる者同士がより良い成果を求めて織りなす協働のプロセスとして経験され、ひいては現代社会の目指す「多様性の中の調和」(unity in diversity)意識ともつながりうると言える。
こう思い巡らせば、フィールドは競技記録を生みだす支えとなるだけでなく、未来を紡ぐための糸を
1998年当時のフィールド。ラグビーのゴールポストが見える
セントポールズ?フィールド[2014年7月撮影]
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※本記事は季刊「立教」264号(2023年4月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
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